2019年前半にフィリピンはセブ島にあるC2 UBECという学校に留学してきました。このエントリは留学の前準備から実際に留学を終えた感想までをまとめたエントリ群の一つになります。
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次は私も申込み前に大いに気になっていたテーマです。
「ぶっちゃけいくらかかった?」
条件と費用
まずは前提として私が申し込んだコースや諸々の条件です。
学校 | C2 UBEC English Academy |
コース | ESL6 |
部屋タイプ | 一人部屋 |
期間 | 12週間 |
航空機チケット | エージェントに依頼 |
保険 | エージェントに依頼 |
エージェント | ラストリゾート社 |
こちらが留学に際してエージェントと学校に支払った費用の概算です。追加授業料はラストの3週間で授業を1コマ増やしたのでそれに対して支払った費用になります。「現地払い費用」にはビザやSSP(就学許可証)、電気水道代、授業で使うテキスト購入費が含まれます。この費用は一部が留学期間に比例して増減しますので1か月だったらもっと少ない金額になります。C2の料金ページ最下部に詳細が記載されています。
授業料+寮費+食費 | ¥720,000 |
追加授業料 | ¥10,000 |
海外旅行保険 | ¥70,000 |
航空券 | ¥81,000 |
現地払い費用 | ¥90,000 |
合計 | ¥971,000 |
出発前後の移動費や、持ち物を揃えるのに使った大よその費用です。私は電子辞書も買ったのでそれなりの費用になっています。
国内で使った費用 | ¥50,000 |
現地で使ったお小遣いはこちら。休みの日に観光したり、生活必需品を買ったり、御飯食べに行ったりといった現地で使った生活費+遊興費です。
お小遣い | ¥150,000 |
そんで全部の合計がこちら。うーん見たくない。
学校とエージェントへの費用 | ¥971,000 |
国内で使った費用 | ¥50,000 |
生活費+遊興費 | ¥150,000 |
合計 | ¥1,171,000 |
所感
授業料
C2のオフィシャルWebサイトでは価格表を公開しています。
2019年料金 | C2 UBEC English Academy
もちろん、学校の経営方針やその他為替の影響なんかで変わるものなので目安になりますが、私が申し込んだESL6のコースは2019年現在、12週間一人部屋で¥700,000でした(上表では入学金などが含まれるため72万円と記載)。たとえばこれを6人部屋にするとなると大体40万円くらいまで下がります。
私は一人部屋という条件だけは譲れなかったので、これが理由で高くつくのは仕方ないと思っていました。一人部屋と複数人部屋の違い、実感したことなんかの詳細は別エントリに書こうと思います。
航空券チケット
振り返ると、航空券あたりはもっと安く済ますことができたんじゃないかなぁと思います。私は一人で海外に行くのは初めてだったし、海外に行く航空券も買ったことがなかったので、エージェントを通して購入しました。そしてエージェントから提示された便を航空会社のWebサイトで確かめたところ、定価は3万円台のチケットでした。燃油サーチャージとか空港使用料なんかを除いてみてもチケットの価格はおよそ倍額でした。
エージェントを通して、更に旅行業の資格(?)を持つ別の会社を経由して購入となったので、その間でだいぶ抜かれてしまったんでしょう。よくわからないんですが、エージェントのラストリゾート社は旅行業の資格を持っているようなので、自社で手配できると思うんですがなぜか他社を紹介され、その会社を通してのチケット購入となりました。正直腑に落ちないところですが聞くタイミングを逃してしまい、まぁいっかと手続きを進めてしまいました。
またエージェントとは別の会社からチケットを買っているといっても、一応間にエージェントが入っていたので(私⇔エージェント⇔チケット予約の会社)到着便の時間帯など問題があるなら(たぶん)すぐに教えてくれる体制でした。そこにお金を払ったと思えば納得できないわけでは、、、いや高いよなぁ。
次があれば自分でチケット取ります。費用を押さえて留学したい方はWEB上でチケットの価格を調べておいてから、エージェントを通した見積りを出してもらい、価格を比較することをお勧めします。
生活費・遊興費
生活費・遊興費として3ヶ月で15万円、1週あたり1万円以上も使ったのかと言われれば、正直使った実感は無いです。ただこの感覚は旅行に行った時に「思ったよりもお金使ってたわ、何に使ったか覚えてないわ」のあの感覚と同じものです。
個人的な感覚ですが週×1万円くらいあれば、周りの友人と観光地に行ったり、そこそこ外食したりしながらまともな生活ができると思います。C2の場合は3食付+飲料水も自由に飲めるので、日用品程度の支出のみで殆どお金を使わずに生活をすることもできます。
私は、行きたい所は行く、欲しい物は買う、我慢しない、をモットーに生活していました。もとより私はケチくさい性格をしているので、あれも欲しいこれも欲しいもっと欲しいもっともっと欲しい、とはならないと思っていました。で実際に大したものも買ってないし、ベラボウにお金のかかる遊びもしてないし、でも15万円が無くなっていると。やっぱり謎ですがそういうもんかなぁとも思います。
タバコを週5箱ほどで450ペソ、インスタントコーヒーを週1瓶で300ペソ、週末は大体どこかに出掛けていたのでタクシー代が500~1,000ペソ、通信費が週300ペソ、これだけで1,500~2,000ペソ(4,000円くらい)です。また私は学生や20代の子たちと出かけるときはタクシー代やごはん代などちょこちょこお金を払っていました。さらにお土産や、卒業時に先生たちに渡したお礼のプレゼントなど見栄を張ったところもあり、たぶんそれらが原因だと思われます。
どこにも出掛けず、食事は必ず校内で食べるということを徹底すれば週1000円で生活することも可能だったと思います。私はそこまで徹底するつもりは毛頭なく、現地でしか経験できないことや現地で出会った友人たちと一緒に楽しめることは全部するつもりで行ったので、お金による制限はかけないという心持ちで生活していました。
楽しさなんて求めないストイックな留学にするか、人生で何度とあるわけではない留学を楽しむか、考えるべきはどこに重きを置くかだと思います。
ただ現地に行けば誘惑も多いです。変な意味ではなく、例えば外国人の友達作ろうと思ったら、仲良くなる過程で「あの店に行ってみよう」とか「あのアクティビティやりに行こう」とかそんな話が出てきます。その時に「あたし週に1000円しか使えないの」となると折角外国人と同じ経験を共有するチャンスを失うことになります。同じ経験を共有することは、人間的な距離感を詰めるのに非常に有効な手段となるので、その機会を見過ごすのは勿体ないです。
何も遊び尽くすか、ストイックに勉強し続けるかの二択じゃないので、自分の目的に合わせてほどほどにという感覚で留学に臨むのがいいのではないかと思います。
トータル費用
トータルでかかった費用は、学校とエージェントに97万円、国内で留学前後に5万円、現地での生活費と遊興費に15万円、全部を合計して117万円でした。
仮定の話ですが、6人部屋を選択すれば30万円安くなる、自分で格安の航空機チケットを買えば4万円安くなる、生活費+遊興費を10万円削る、国内で使う費用を3万円削る、と徹底すれば三か月の留学を70万円で行くことができます。これは決して無理な条件ではないので、結構現実的な下限の金額になるのではないかと思います。
3ヶ月の留学を70万円で行けるとなると、結構安いんじゃないかと思います。ただ私のように「絶対に譲れない条件がそこにはある」タイプの方は条件次第でドンドン金額が上がっていきますので、お財布と許容できる条件を考えることが重要だと思いました。
以上、「ぶっちゃけいくらかかった?」でした。